大阪にお住まいの方で、消費者サポートセンターに相談にお見えになったのが、4年前でした。当初は、大阪の人ということもあって、大阪の弁護士にお願いし、依頼を受けていただいたのですが、その弁護士が、3年の間、一切事件処理をせず、放置していたことが最近になってわかり、本人ともご相談のうえ、サポートセンターでお世話になっている弁護士の中でも、特に信頼できる京都の先生にお願いすることにしたのです。
その先生に相談してからは、会員さんに、たびたび弁護士の先生から、いろいろと説明をしていただくようになったようです。今どのような状態かということを直接教えていただけて、安心することができるとサポートセンターにも連絡があったのですが、今日は、その弁護士の先生から電話があってキャスコから払いすぎのお金を400万円取り戻したと言っていたとのことでした。
そうです、このブログにもつい先日書いた、最近は全く聞かなくなった、キャスコから全額の過払いを取り返すことに成功した京都の先生です。正直、なぜ、この先生にだけほかの弁護士にはできないことができるのか不思議で仕方ないのですが、あまりにうれしい報告でしたので、お知らせします。
ただ、前回のブログをご覧になったこの京都の先生から注意を受けました。
過払いの成果だけを強調することは問題の本質を見誤ることになりかねない。払いすぎたお金というのは、多重債務者の更生を図るうえで、その選択肢を広げ、本人の生活の再建に資するための手段であって、そのこと自体が目的になることは決してない。ともすれば、先のブログは、過払い実績だけを数字だけでごまかして、内実きちんとした処理をせず、多重債務者を食い物にする弁護士や司法書士との区別がつかなくなるので、過払いだけを強調することはやめてほしいと言われました。
本当にその通りだと思います。決して先のブログもこのブログもそのようなつもりで書いたのではなく、安易に妥協せずに依頼者の利益最優先で行動する弁護士の先生の姿勢に感激し、そのことを伝えたかったのです。
このブログを読んだ方が、この先生のことを誤解するようなことがあれば、お詫びし、過払い返還の成功を知らせることが、この弁護士先生の本意ではないことをお伝えしておきます。